ITコンサルタントの呟き

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経営者が知るべき企業システム構築 "方法" の選択肢

企業システム構築というと、プログラミングを第一の選択肢にあげる人が多い。

出来合いのソフトが山のようにあるのに、この時代に手作り。

抗生物質が発明された現在に、いまだに草を煎じて飲もうとする古い考えはやめよう。


 1、使えるものがあるか?

パッケージソフトや、クラウドサービスなどの出来合いのソフトウェアを使う。

(例えば文字を記録したいのに、わざわざ自社でWordを再発明するかと言われたら、答えはNo。作らず使う。これ常識。)

 

2、ノンコードツールで作れるか?

ノンコードツールでシステムが構築できるのであれば利用する。

(例えばBlogを書くのに、HatenaBlogとうのサービスを使えば、HTMLやCSSなどの知識がなくても簡単に作成できる。使えるものは使って作る。これ常識。)

 

3、手作り

自前で作る。開発するにも保守するにも一番大変な作業。ノウハウが俗人化するからすぐにブラックボックス化。

 

数十年前は出来合いのシステムは業務への適合率が低く、ノンコードツールが存在しなかったので、まずは手作り開発を検討して期間や費用が長いと、初めて出来合いのソフトを検討してみると言う企業がほとんどだった。

 

今は、まず使えるモノがあるかを検討して、使えるものがない場合、出来合いのソフトとノーコードツールの合わせ技を検討するのが当たり前だが、古い体質のIT部門やSIerでは、いまだに手作りから検討をスタートしている。

 

抗生物質が発明された現在に、いまだに草を煎じて飲もうとする古い体質が存在するのは非常に残念。

 

人類が発明した叡知であるソフトウェアを利用し使い回すべきなのだ。

 

すでに人類として発明されたモノの劣化版の再発明を各企業で行っている現状は、労働生産性を著しく害する無駄な努力。やめるべし。

 

使えるものは使おう!