ITコンサルタントの呟き

業務、IT、グローバルをキーワードに仕事をするITコンサルタントの呟き

経営者が知るべき企業システム構築 "場所" の選択肢 

企業システムを構築する場所の選択肢は二つある。

 オンプレミスクラウドかだ。

 

自分で準備した場所(オンプレミス)に構築するのか?誰かが用意した場所(クラウド)に構築するのか?

 

企業にとって重要な顧客の情報や、給与や人事情報、財務情報、そんな大事なものを人任せにして大丈夫なのか?

 

同じような疑念が、明治初期にもあった。大事なお金を他人(銀行)に預けて大丈夫なのだろうか?タンス預金なのか、銀行に預けるのか。

 

1 クラウドの特徴

  短期間で準備ができて、専門家集団が管理してくれるが、自前(オンプレミス)よりも自社で管理できる範囲が狭まるので、システム管理としての自由度が低くなる。

 

2 オンプレミスの特徴

  機器の調達や場所の確保等を自分たちで実施し、自由にシステム管理が行える。自由度が高い分、工数がかかり、セキュリティーリスクも自分達で対応する必要がある。

 

 

数十年前は自社で環境を準備するしかなかった。場所を用意して、ハードを買って、ネットワークを整備して、それができる人を育て、時間をかけてノウハウを構築する。今は、そんなことは必要ないのだ。クラウドならジャンプスタートができる。

 

もし、セキュリティに不安が残るならばクラウド環境のデータセンタを見学に行けば良いと思う。マンションの内覧会のように、設備の裏側まで見せてくれる。

 

今や人よりもデータの方が高いセキュリティで守られている事が体感できるはずだ。

イラスト図解式 この一冊で全部わかるクラウドの基本 第2版